TITLE: 塩竈市防災センター [2018年8月竣工]
DATA: 展示設計

塩竈市港町地区津波防災拠点として整備された避難スペースに、震災伝承と防災に関する情報展示の設計を行った。建物用途の性格上、年々減少が必須となる来場・来館者をいかに平均的に呼び込めるかに資源を集中し、演出的な派手なディスプレイを避け、市民に使い倒される展示施設を目指している。
ふだん展示などに使用されている什器を避難所の家具として転用できるほか、コンタ模型を防災拠点施設の情報掲示・集積板として機能するよう、単なる展示物として留まらない設計を行った。
また、大きな特徴として、展示物のグラフィックデザインなどは塩竈市内のデザイナーを組織して制作にあたり、映像コンテンツにおいても、宮城県にゆかりのある法人により制作され、オール宮城による体制で作り上げた。